○4-2(3-0/1-2) 伴藤、菊地、菊地、伴藤
関東U-18女子サッカーリーグ第8節は開幕戦で1-3の敗北を喫した茨城FA。夏の強化期間を経て、自分達の成長の足跡を確認したい一戦であり、何よりも不本意ながら降格争いに陥った中、是が非でも勝たなければいけない相手でした。ここでの敗戦は降格をほぼ決定的なものへと進ませ、背水の陣を越える状況を招くものだと理解していました。ただ、ここまで積み上げてきたものには一定の成果を感じていたのも事実で、勇気を持って闘える状態にまでは辿り着けていました。
試合は開始45秒で見事に崩し、幸先よく先制。その後、ピンチを招くシーンが幾度かありましたが、勝負の瀬戸際で踏ん張るとトレーニングしてきたカウンターなどが見事に機能し得点を重ね、前半で3-0とリードすることが出来ました。勝負は常に些細なことで決するもの。3-0で折り返せた現実は想定以上の結果でしたが、一歩間違えれば、同点、いや逆転を許すことすら考えられるものでした。しかし、勝負の神が宿る細部を制せたのは私達だったからこそ、試合を優位に動かすことが出来たと理解しています。
後半は一瞬の隙と相手の捨て身の攻撃をしのぎ切れなかったこと、数ある決定機を逃し続けたことから戦況的に簡単なものにはなりませんでしたが、何よりも勝利を捥ぎ取れたことに価値があり、ここまでの積み上げが正しいものであったと確認できたことに未来を感じることが出来ました。
今節、勝利できたものの、ギリギリの状況が続くことは事実です。この緊迫した状況を楽しみつつ、これ以上ない成長の機会とポジティブに捉え、歩みを進めていきたいと思っています。引き続き応援のほど宜しくお願い申し上げます。
川邊 健一