△1-1(1-1/0-0) 石川
第3節の対戦は1部リーグにトップチームを構えるジェファFCのセカンドチーム。ボールを動かすスタイルというところでは似たタイプの相手であり、そこにロングボールをどこまで織り込んでくるかを想定し臨みました。
ゲームは序盤からボールを握る展開。中央の前進、サイド突破、CKなど自分達がイメージする方法でPA侵入を試みました。先制は13分、スピードと技術をコントロールした、今後のチームのモデルとなる得点でした。チーム始動からおよそ二ヶ月で攻撃のベース固めは進んでいますが、この4~5月で短期決戦となる前期リーグでは勝敗にこだわる必要があります。現に本試合では守備陣の攻守の精度は欠いており、チーム全体も攻撃のスイッチを入れる場面での攻め急ぎによる雑なプレー判断は多く目につきました。不要な失点となったCKも与える必要性の有無、一言のコミュニケーション不足でスコアをリセットしています。(GKとDFの譲り合いによる失点)
HTは失点してから自分達でネガティブに難しくしていたビルドアップの確認、個々の攻撃特性の整理を中心に改善を目指しました。
後半も自分達主導のゲーム展開でボールを握るものの、テンポの遅さや一つ奥への展開が少ないなど相手の帰陣ブロックに粘られます。これにサイド攻撃やミドルシュートでチャンスを作るべきでしたが、選手の選択がそこに行き着くことは少なく時間と体力を失っていきます。それでもPA内フリーの場面、数的優位の状況を作りながら決めきれなかったのは技術不足であり前半を悔いる結果となりました。
開幕戦同様、先行したゲームを自らのミスで追い付かれ勝ちきれない形で勝ち点を手放した反省の試合となりました。試合経験による課題克服、トレーニング成果は目に見えて表現できていますが、そこに満足している選手がいることは非常に残念と捉えています。それは試合後の選手の振る舞いや表情を見れば一目瞭然で、指揮を執る上では一番気に掛かるチームのベクトルです。メンタル面でリードすべきは中2ですが、今はその変化を待っており、戦うメンタリティと技術を持っている中1がチームの主体となっているのが現状にて、チーム内競争は薄まりつつあります。
本日4/29時点でリーグ順位は
1位 SHIBUYA 3勝 勝点9
2位 バルス 2勝1敗 勝点6
3位 スフィーダ 1勝2分 勝点5
4位 ジェファ 2分 勝点2
5位 八王子 2分2敗 勝点2
6位 府ロク 3敗 勝点0
※全5試合
となり、私達はバルス戦、SHIBUYA戦を残しています。今の状態では難しい立ち位置と受け止めていますが、自分達次第で勝ち取る条件は保持しています。甘さの目立つ現状のチームですが、一人一人が力を出しきる日々を過ごすことに専念したいと思います。
本日もたくさんの応援、誠にありがとうございました。再び勝ち点を手放してしまいましたが、その分を取り返すたくましさを備えたいと思います。遠征がその主軸活動になるため、引き続き応援をお願いいたします。
山田岳暁