●0-1(0-0/0-1)
前節から中4日での第4戦、結果・内容共に目指したところには届かないものとなりました。この試合でこだわりたかったことは勝点3を取ることです。それを成し遂げるために必要なチームの方向性、個々のやるべきことを確認し臨みましたが、ピッチ上でそれを表現できることは少ないゲームでした。
前半、両者相手のビルドアップカットやミドルサードのボール奪取からチャンスを伺う流れが続きますが、決定機には及びません。スフィーダとしてはボールを握りながら深い位置まで侵入を目指していましたがラストパス、展開の質が低くFWの基点も落ち着かない状況が改善できず、ノースコアで折り返します。
HT、後半に向けて両サイドの積極的な攻撃参加、ビルドアップ方法、FWの関わりを修正し、仕切り直します。しかし開始早々の1分、自陣PA内で不用意なボールの残し方をしてしまったところをフリーで打ち抜かれ、先制を許します。その後はカウンターのリスクを負いながらも相手陣内に人数を掛け攻め入りますが、フィニッシュワークの基本である個の突破は少なく、遠くからのアーリークロスやGKと1v1の場面にならないとシュートを打ちにいけないなどジレンマの続く展開が続きます。終了時間が迫る中、連携の薄い現チームの状況ではオフェンスのフェーズで打つ手が少ないため、ボールへのプレスを強めて守から攻への切り替えからチャンスを伺います。しかし選手達のプレーはスペースへの前進やゴールへ向かうより安全な足元へのパスを探してしまうなどゾーンの考え方やプレーの優先順位と異なる判断がその芽をつぶしてしまい1点を追いつくことも叶いませんでした。
新チームスタート早々からリーグが開幕しちょうど一ヶ月。3戦成績は1勝2敗。この3戦から個々の長所、個人・グループ・チームにおける課題はよく見えました。本日の敗戦はチームプレーが少なかったこと、プレーの成功回数が低すぎたこと、プレーの目的(ゴールを奪う、ボールを奪う)が薄かったことの3点が挙げられます。やっている側も見ている側も歯がゆいのは、その統制や意識の徹底が足りていなかったことだと感じています。明日からの遠征ではチームとしての課題に向き合い、すっきりした形で次節につなげたいと思います。
本日もたくさんの応援にお越し頂き、ありがとうございました。日々学びにするしかありませんが、勝ちにこだわるスフィーダらしいサッカーが体現できるよう、選手達と歩みを進めたいと思います。一ヶ月振りの勝利に向け、何卒応援の程よろしくお願いいたします。
山田 岳暁