〇8-0(3-0/5-0) 羽柴3、大貫2、土屋2、角鹿
冬の全国大会(選手権)に繋がる東京都予選初戦であり、この試合に勝利をすることで9月下旬から開幕する関東大会に出場する権利を得ることが出来る一戦。約1か月前の茨城FAに敗戦後から「ギアアップ」を図り、チーム全体の成長速度を加速させていくフェーズに段階を進めていく中で、まずは「日常が全て」であることを再確認して、我々の原点に立ち返りました。「プレーの連続性・強度(インテンシティ)」と「試合を想定する・再現性(リアリティー)」「チーム内の激しい競争」のあるトレーニングの中で、トライandエラーを繰り返しながら着実に前進しております。
本日の試合において、様々な想定をした中で、スタメンを入れ替え、勝つだけではなく「勝ち方」にも拘らせて、相手に時間とスペース、隙を与えることなく闘うこと、スフィーダ世田谷FCユースとしての責任を持ってプレーすることを要求しました。
前半はハイラインハイプレス、コンパクトな守備陣形を保ち、相手の自由を奪い、意図的かつ前向きでボールを奪取することが多く、相手の攻撃はボールを保持しながら我々の守備組織を掻い潜ろうとしていましたが、時間が経つにつれて攻略するのが難しいと判断して、最終的にはロングボールが放り込まれていきますが、我々のゲームプランの中では想定内の展開であり、間延びすることなく回収することが出来ておりましたが、攻撃のフェーズでの改善点が多く見受けられました。ボールを握れるが故に我々の動かすテンポが良くないことやラストパス及びフィニッシュ精度に欠いた前半を過ごして、HTを迎えます。HTでは、攻撃のポイントを整理して、守備ではボールに対してアプローチを強めることを求めました。
後半は全ての局面で上回り続け、攻撃ではボールを動かして相手を揺さぶり、中央にベクトルを持った中でサイドレーンを上手く活用して、チームとして積み上げてきた崩しのプレーモデルを使い、ニアポケット(PA内)に幾度となく侵入していき、変化が生まれました。最後まで粘り強く対応、割り切ってプレーしてきた相手を振り切り、追加点を重ねて、勝利することが出来ました。
冒頭でもお伝えしましたが、勝つだけではなく「勝ち方」への拘りを求めていた為に、前半に2回程度ゴール前にボールを運ばせてしまい、攻守の切り替えが少し遅れて、一瞬の隙をみせてしまったことは改善すべきことだと思っております。ただ前半が良くなかった訳ではありませんが、チームとしての目標達成から逆算した時に後半のような試合展開を前半から発揮出来れば更に良くなると確信しております。
6月に控える残り4試合の公式戦(U18都リーグ、U18都予選)を1試合ずつ勝利しながら、改善及び成長へ繋げていきたいと考えております。関東大会に繋げたことは目標達成に向けてのファーストステップ(序章)であり、ここからが勝負になります。1試合も簡単な試合はなく、拮抗した試合が続きますが、勝負に徹しながら前進して参ります。引き続き、温かい応援とサポートを宜しくお願い致します。
小林 舜