◯3-0(2-0/1-0) 吉川、冨士、湊
リーグ開幕から一週間。昨年も同リーグで顔を合わせ、二戦二分と接戦に持ち込まれるイメージのある府ロクレディースとの第2節を迎えました。前節は雨天ながらチームの改善点がよく見れた結果にて、選手達も意識を変えてくれたTRを行うことができました。
今節はビルドアップの安定性と縦の推進力を狙いとした布陣を形成。開始序盤、相手のミドルサードの積極的な守備と素早い攻撃意図を感じ取れましたが、布陣を活かした縦のビルドアップから1stコーナーを得ます。このクロスからGKのこぼれを詰める形で先制を挙げます。その後お互いにアタッキングサード入口で攻撃を食い止める攻防が続きますが、選手達は数的優位を作るためよく走り球際も闘い続けました。27分、再び得たCKからサイドで連続攻撃を図り、クロスから追加点を奪います。この時PAには6人が侵入しており、どのポイントにこぼれてもフィニッシュできる状況を作れたことは非常によかったシーンでした。
前半を2-0で折り返し、縦のビルドアップだけの選択肢でプレーしていた中盤の修正、後半からハイプレスを受けることを想定しSBのビルドアップ安定位置を加えて臨みました。
後半は序盤こそ相手のシンプルなロングフィードがありましたが、前節の修正意識を持った守備陣の対応とビルドアップへの移行を早く行うことでボールを握る機会は多く得ていました。しかし中盤の精度が不安定な部分があり、その機会を効果的にPAへの前進に使うことはできません。再びミドルサードの攻防戦が続きますが、56分に勝利を決める追加点を奪います。相手GKのロングフィードを守備陣が弾く→中盤の回収と前向きサポート→前線への配球と守備から攻撃への良い切り替えからCKを得ます。この混戦を決めきり、3-0で初勝利を納めることができました。
今節は30℃に迫る暑さという厳しいコンディションの中、開始早々・前半終了間際・後半終了間際と良い時間にスコアを奪えたゲームです。前半から交代を行い全員が出場、また得点者やアシストは狙いとした布陣でプレーした選手・交代でプレーした選手と理想的な形で勝ち点を納めました。雑になりフィジカル頼みのサッカーに陥る傾向、ミドルサードのパス成功率の低さ、アタッキングサードの正確さは課題とし、複数ポジションの入れ替え、縦のビルドアップ推進力、DFラインの改善はTR成果として振り返るゲームでしたが、次節に向け積み上げを進めたいと思います。
夏日の下、たくさんの応援に駆け付けて頂き誠にありがとうございました。まずは初勝利ですが一戦ずつ確実な勝ち点を得ることが重要な前期戦となります。今日のように全員で戦いチームの質を落とさないサッカーを続けられるよう努力していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
山田岳暁