10/23(日) 大妻女子大学

reported by 井山

約2ヵ月ぶりの3部リーグ。第1節、第2節の試合の敗戦が大きく響き、残りの試合を勝たなければ昇格は難しい。第1節、第2節の相手は他のチームを大きく引き離し独走態勢に入っている。更にその2チームが今後の試合を落とすということも考えにくく、現実的には3位を目指し2部リーグとの入れ替え戦に参戦することが目標となる。
その新たな目標設定に向けての初戦となる3部リーグ第3節は大妻女子大学。試合前には自分達が今置かれている状況、負けられないと言う事を1人ひとり意識させた事と、合宿から延長して行って来たトレーニングの確認を行った。
前半の出だしは緊張からか動きが堅く、パスが思うように繋がらない。出だしから相手に攻め込まれシュートも狙われた。これに対しスフィーダは必死にゴールを守るがクリアボールも中途半端。ゴール前でボールを奪ってもサイドとの連携が合わずボールを外へ切るパターンが増え、相手にスローインを与えてしまう。なかなか前へ進む事が出来ず危ない時間帯が続いた。しかし、前半10分を過ぎると徐々に落ち着き始め相手の攻撃を抑え、スフィーダペースへと流れを変え始めた。
流れを変え始めてからはパスワークで前へ進もうとする意識が見れた。これは合宿から延長して行って来たトレーニングの意識が強くなったからだと感じる。しかし、パスの多くが足元へのパスで、パスを受ける度に相手のプレッシャーを受け焦った状態で次のパスを出す事が多い。そんな中でも21分、中盤からFWへスルーパスが入りFWが抜け出し先制点を奪うことに成功。前半は6割方支配していたもののFWへ入るパスが少なく1‐0で折り返す。
ハーフタイム、パスのみの攻撃を行うのではなく、前にスペースがあれば積極的に仕掛けること等を話した。
後半が始まると開始5分でFWがドリブルシュートを決め、その後も7分、9分、20分、28分と全てFWが点を決め後半は5点を奪う。
前半とは違い足元ばかりのパスではなくスペースへのパスが出るようになり、これにより相手のプレッシャーが前半よりは緩くなってパスワークがスムーズになって来た。又DFはインターセプト後、FWの裏へロングパスをするのかMFを経由するのかの判断も自分達で考えてプレーしていた。このような改善が見られFWの足元、又はFWの裏へのパスが出るようになりシュート数も前半の倍近く打ち、その半分を決め結果6‐0で試合を終える。6本中1本はCKをボレーで決めたが残りの5本はFWのドリブル突破からの得点であった。しかし、FWだけの活躍で点が取れた訳ではなく、DF、MFのパスの判断や連携なしではFWにパスは入らない。又、前半始めの押し込まれていた時間帯をGKが凌いでくれていなかったらこのような結果にはならなかったと思う。空いたスペースへドリブルで仕掛けると言う面ではセンターハーフの選手が、いつもならFWにボールを当てリターンをFWの裏へ出す。という基本の形を変え自らFWを追い越しゴール前までドリブル突破する動きを見せてくれた。惜しくもシュートは外してしまうが点を奪いに行く姿勢が強く現れていて今日の試合で1番印象に残っているプレーだった。まだまだFWの動き出しやスペースを作る動き、DFラインでのパス回しなどポジションごとに課題は沢山あるが、練習で繰り返しやってきた事は少しずつ実践出来ていた。
今日の試合は良い形で勝つ事が出来たが油断は出来ない。これからまだまだ負けられない試合が続くが、1試合ごとに目の前の相手に勝つ事を目標にして行きたい。

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