6/20(日) 実践女子大学

reported by Y.楠本

昨日に引き続き蒸し暑〜い+強風の中、都立農産高校にて行われた。待ちに待った開幕戦!さらに、今日はカテゴリ1.2.3全てが公式戦という一日である。是非全カテゴリーで勝利をという期待感がコーチ陣にプンプンとただっていた。
カテゴリー2は、今季の目標を『(優勝で)3部昇格』に設定しているだけに、リーグ戦一試合、一試合が『絶対に負けられない戦いがそこにはあったりする』状態である。メグミルクカップ以来、久しぶりにメンバーがほぼ揃い、あとはキックオフを待つばかりである。
試合前、サイドに起点を作り、そこからクロスを上げる攻撃の形を作り出すこと。そしてそのクロスに対しFW、サイドハーフ、ボランチが飛び込み得点の可能性を広げること。この2点をテーマに掲げ試合に臨む。
前半、キックオフ直後から意図したワイドな攻撃を行い数多くの決定機を作り出すも最後のシュートが枠を捉えず得点が奪えない。昨年もこのパターンの試合が数多くあったため『またか・・・』と思った矢先、左サイドから相手DFラインの裏に出たボール(浮き球)に反応したFWが、相手キーパーの鼻先で先にボールに触りループシュート。きれいな放物線を描いたボールがゴールネットを揺らす。待望のSFIDAアズーリの2004−2005シーズン開幕ゴールが生まれる。さらに、ペナルティーエリア右隅からドリブルで仕掛けた10番が相手DFをかわしシュート立て続けに2点を奪う。しかし、ボールを支配し攻め続けた事から。全体が前がかりになってしまい。DFラインと中盤の間に広大なスペースを作ってしまう。相手に中盤の競り合いからそのスペースを使われ慌てておしあげたDFラインの裏にスルーパスが通り、そこからでたボール(じつはオフサイド)を決められ、失点を喫してしまう。嫌な流れになりかけるが、そこは、昨年までと違うカテゴリー2。フリーキックからの浮き球にまた、先制点を取ったFWが反応し、こんどはバックヘッドゴールに流し込み3点目を奪うことに成功する。昨年の妹部に足りなかった点取屋がまさに誕生した瞬間であった。その後も相手ゴールに何度も迫り決定的チャンスを迎えるが追加点を奪えず前半終了。
ハーフタイム、リーグを勝ち上がるために得失点差が重要になること、中盤のバランスを良く見てルーズボールを拾うことを伝え後半に突入。はじめのうちは前半同様よい形を作り攻め込むが、チーム全体の運動量の低下から、最後の場面で踏ん張りが利かなくなっていく。徐々に局面の一対一で競り負ける場面が多くなり、そこからDFが後手後手になり相手に勢いを与えることになってしまう。選手交代によりフレッシュな選手を投入するが、流れを取り戻せないまま試合終了となってしまった。
大事な開幕戦を白星で飾ることができ、意図する攻撃ができたこと。また、待ちに待ったストライカーの出現。さらに、出席重視のメンバー構成のため本来のポジションではない選手も数名いたが、ある程度のパフォーマンスを見せてくれたことは、長いリーグを戦っていくに当たり誰が出ても戦力が落ちない選手層の厚みとなっていくに違いない。このように収穫も多かったが、逆に新たな課題も見えてきた。まず、前がかりになることで守備のバランスを崩したこと。また、暑い中での試合が昨日、今日と続いたためコンディションの面で明らかに準備不足の選手がいたこと。さらに数多くの決定機を決め切れなかったこと、アピール不足から失点を喫してしまったこと等である。リーグ戦を勝ち抜くにはできるだけたくさんの得点を奪い、逆にできるだけ失点を少なくすることが重要である。また、好不調の波はあるだろうが、リーグはそんなことはお構いナシにやってくる。しっかりとコンディションを整えることも選手の仕事である。今日でた課題をしっかり修正して次も勝利できるようにトレーニングに励んで欲しい。

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