12月7日(日) おおるりFC

reported by Y.楠本

今シーズン最大の目標である3部残留を果たすには、この試合で勝利するしかない。まさに大一番となったこの試合、当日のメンバーで考えられるベストの布陣でキックオフを迎えた。この試合でコーチ陣が求めたことは、四月から積み重ねてきたことをこの試合で出し切ることであった。
開始直後、久しぶりの実戦だからなのか出足が遅く、自陣ゴール前に張り付く時間帯が続いた。そして、ペナルティーエリア内でハンドをとられPKを献上してしまう。万事休すかと思われたが、相手キッカーが蹴ったボールはバーを直撃し事なきを得る。そこから徐々にリズムを取り戻し何度か決定機を迎えるがフィニッシュの精度を欠き得点を奪えずに前半を折り返す。
修正点を伝え後半に突入するが、改善が見られず時間だけが過ぎて行く。得点を奪うためにメンバーチェンジで攻撃の選手を投入しディフェンスを一枚減らした直後のこと、ディフェンスがクリアーしようとしたそのボールを相手フォワードが引っ掛けてそのままキーパーと一対一に。そのまま冷静にゴールに流し込まれ失点してしまう。残り時間必死で相手ゴールに向け攻撃を仕掛けるがシュートに持ち込むことができず試合終了。この瞬間4部への降格が決定した。
負けた理由はいろいろなことが考えられるが、一番残念なのは今までの練習がうそのように何一つ自分たちのサッカーを実現できなかったことである。試合は日ごろの練習の成果を試す場であるが、それが全く出せない。本当に残念である。
リーグ戦全日程を終えて感じることは、
1) 最後の試合になっても声を掛け合えなかったこと
2) 精神的にチームを引っ張って行く選手が結局出てこなかったこと
3)決定機にゴールを決める技術の不足
4) 勝利に対する意識(=闘争心)が個人個人で差がとても大きかったこと
などである。何を目的にサッカーをするのか、そのことについてチームとしても考え直す時期に来ているのかもしれない。
ここでいったんチームは解体される。来るべき来シーズンに向けて、冬の間しっかりトレーニングに励み個々の、そしてチームのレベルアップを図っていきたい。

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