ゲーム分析レポート

4/14(日) 全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会東京都予選 予選リーグ第2節
    VS.府ロクレディース 〇3-0(0-0、3-0)

reported by 楠本洋之

先週に引き続き行われた予選第2節は府ロクレディースFC。この試合に勝利すれば決勝トーナメント進出の可能性がグッと高まる為、負けられない戦いである。前節から先発9人を入れ替えて、現在のチーム戦術の浸透を見極める狙いを持って挑んだ。

今年のチームは取り分け個々の能力が高く、スピードに強みがある。その反面、細部の技術や判断にムラがあり無駄に消耗してしまう傾向がある。その為日頃のトレーニングは単純な反復練習に時間を割き技術と判断力の向上に努めてきた。故に拘りの差がそのままプレーの質の差に表れて来ている為、今のうちに改善を図る狙いで先発を大幅に入れ替えた。


試合はやはり単純なミスでのボールロストが続き、シュートチャンスもことごとく外れてしまう悪循環に陥り、ボールは保持するもののスコアレスで前半を終えた。


トレーニングで出るミスがそのまま試合に表れているので、修正点は明確だ。今後のトレーニングへの取り組みに意識改革を期待したい。


後半はメンバーを入替え、前への推進力に力強さを加えられる選手を投入した。狙い通り風下でもボールを前に進める事ができるようになったが、相手の局面での守備力の高さに阻まれ、バイタルエリアに侵入することができない。しかし、焦らずに揺さぶりながらゴールを目指すことができた結果、相手の体力が切れた頃に待望の先制点を奪い、そこからは冷静に試合を運ぶことができた。得点は3点とやや決定力に欠ける試合であったが良さと悪さを抽出できた意義深い試合となった。

そして決勝トーナメント進出をほぼ確実のものとし予選最終節を迎える事ができる。とにかく一戦一戦を真剣に、全力で戦う為により一層の集中力でトレーニングに励みたい。




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