ゲーム分析レポート

9/19(月) 東京都女子サッカーリーグ中学1部リーグ 第8節
    VS.FC駒沢 ●0-2(0-1、0-1)

reported by 楠本洋之

東京都サッカーリーグ中学1部リーグ第8節 VS 駒沢女子。もはや崖っぷちからも転げ落ちそうな状態だが、決して内容が悪いわけではない。トレーニングの成果を発揮出来ている事を選手自身が認識し、この暗闇を抜け出すためには何が必要かをしっかりと示してあげることが重要である。

この試合も立ち上がりから自分達の気持を押し出し攻める姿勢を見せてくれた。そしてトレーニングの成果としては三連休の集大成としてしっかりと示してくれた。問題はトレーニングで取り組んでいない部分である。いくらやってないとは言えサッカー選手としてはそのイメージがあっても良いと考えていた。そして4月頃までは非常にアグレッシブに攻撃の形を作り出していただけにここまでバラバラになってしまうとは思っていなかったのが正直な思いだ。しかし、ここまでのトレーニングで考える力を養いチーム全体でボールを前に運ぶ事に重きを置いてきたため、個の発想で強引に打開することが出来なくなってしまていた。これはポジティブに捉えれば非常にいい傾向だと思う。要はしっかりと考えサッカーをしているという事。これからはその考えにチームとしての約束事、チームとしての狙いをいくつか共有させることで劇的に変化するのではないかと考えている。

思えばこの学年は基礎技術の低さが特に目立つ選手達の集まりで、それを改善することを第一に進んできた。そしてある程度の段階でチームとしてDFラインから中盤につなぐ為のチームプレーを勉強した。そして如何に中盤で良い視野を確保しながらフリーになるかを教え込んだ。ここまでの取り組みを思い返すとやはり良くなっているという印象しか受けない。過去にない敗戦の数を築きあげて来てしまったが、ここはひとつ選手と、そして自分を信じてみようと思う。時間はかかるだろうが選手達をしっかりと導き、この半年間が笑い話になるように一つ一つ壁を乗り越えていきたい。



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