9/16(土) 欅SC            

reported by 川邊 健一

予選リーグ最終節はU-12からU-18までのカテゴリーを保有する欅SCとの対戦であった。前回の試合では東京都1部リーグの兼ね合いからメンバーの数名を欠いた状態で試合を行うことになったが、今回の最終節に関してはほぼメンバーが揃った状態で試合が出来た。この最終節を待たずに決勝トーナメントへの進出は確定していたが、大事なことは結果よりも試合の質を追及することであり、それだけが重要であった。このメンバーの中には今月末から開催される関東女子ユース(U-18)選手権大会のメンバーに入っている選手も多い。だからこそ、その調整の場になることは間違いないし、6月以降の成長を示す意味でも非常に楽しみな一戦だった。
試合は前後半を通し終始圧倒する内容であったと言える。欅SCはこの年代では上位に位置する強いチームであるが、それを上回りレベルの高さを実感できたのは悪くなかった。少なくとも東京都女子ユース(U-15)選手権大会が行われた時は今ほどの差はなかったように思う。相手も成長していることは間違いないが、我々もそれ以上にレベルアップしているという証明になったはずだ。特に重要だったことは前半3得点に対し、後半5得点ということだ。後半も攻撃の手を緩めることなく攻撃的に戦えたことは評価に値する。得点までの流れや攻撃のパターンは明らかに増えており、全体的にレベルが向上しているのも明らかだった。個々の成長も確認できた、チームが前進していることも確認できた、前回の試合よりも集中した戦いが出来た。これらのことは評価しているが、それでも本当にゲームに対して集中し切れているか?ということに関しては疑問が残る。手を抜いていたということはないと思うが、100%の本気かどうかは微妙だったような印象を受けた。そこは非常に残念なことだと感じている。先にも述べたように重要なのは勝つことではない。もちろん勝つことにより更にレベルの高い相手と戦えるのだから勝つことが本当に重要ではないとは思わないが、今の選手達に勝利以上に必要なことは個々が少しでも関東女子ユース(U-18)選手権大会までに成長すること。だからこそ、質を追求したいと思っている。その中で結果的に優勝できれば最高だと思う。

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