3/26(土) 横須賀シーガルズ・U-15茨城県選抜

reported by 川辺

武蔵野招待大会2日目。相手は神奈川県の強豪チーム横須賀シーガルズの中学生で構成されるメンバー。我々も1名のGK以外は全員中学生の構成である。構成もここまでの成績もほぼ同じものであり、この試合に勝利した方が優勝の可能性が極めて高くなるというような状況であった。また、優勝という結果よりもこの2日目には大きな意味があった。それは4名の小学生を帯同し4月から始まる中学生選手権大会の調整を行うこと。
前半、相手はテクニック面で優れており、小刻みなパスワークで突破を図ってくる。しかし、それよりも我々の方が局面の競り合いに勝り試合を優勢に進める。何度もゴール前に迫るシーンがあり、得点できないもどかしさを感じるような内容であった。結局、内容的には押しているものの得点には至らない。
後半はメンバーを大幅に入れ替え全ての選手にチャンスを与えた。相手との力が拮抗し押し込まれる時間帯も続いたが、小学生のロングシュートがゴールネットを揺らすことになった。相手も細かい連携で突破を図るも正直なところ大きな恐怖心はなかった。しかし、終盤には1点を奪われ、結局1-1のドローで試合が終わった。
試合内容は終始良いものとは言えず、どこか集中力が欠けていた。はっきり言うと最悪だった。それはアップからも感じ取ることが出来ていた。アップで集中できない選手達が試合で集中できるわけがない。そういう部分ではアップの状態がそのまま試合に出たと考えて良い。この時、考えたのはもう1度仕切りなおし集中した状態で試合に望むことであった。
この日の2試合目はU-15茨城県選抜。選抜チームと単独チームが対戦できる機会は極めて稀なだけに非常に良い経験が出来た。そして、1試合目に出た集中力の欠落を払拭するために一からアップを行い試合に備えた。
2試合目は1試合目の修正点も多少解消され見れるゲームにはなっていた。開始と同時に攻め込み相手に付け入る隙を与えない展開。得点が生まれるのは時間の問題だと悟ることが出来た。予想通り左サイドを個人技で突破した選手がゴールへ流し込み先制。その後は相手の粘りになかなか得点を奪えないが、後半から投入した小学生の活躍もあり、2点目を奪う。そして、このまま試合終了。初参加初優勝が決まった。
この2日目に関して言えば優勝という結果よりも小学生の能力を確認できたこと、そして、それが高いレベルにあることが喜ばしい出来事であった。スフィーダには新中学1年生も含め、50名弱の中学生が在籍している。この中で次の大会の20名に入ることは非常に難しいことであることは安易に想像できる。争いは非常に熾烈だ。その20名に入るために、またトップチームに昇格を果たすために選手達は日々努力をしている。今回の大会での優勝はチームにとてもスフィーダという組織にとっても喜ばしいことであるが、それよも高いレベルでプレーできる選手が最低でも20名いることが喜ばしい。それぞれ毎回アピールし、私の頭を悩ませる。嬉しい悩みだ。この優勝を糧に次の大会でどこまで行けるかが楽しみ。予選の相手は北区さくら、駒沢、十文字と我々の計4チーム。決勝リーグとも言えるような非常にハイレベルなリーグである。ここを突破することは非常に困難なことであるが、必ずやここを突破し関東大会へ進んで行きたいと思っている。先への期待と不安が入り乱れるが、ここからの約1ヶ月間を大切にし戦う姿勢を前面に押し出せるようなチーム作りをしていきたいと思っている。

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