10/11(月) 文京学院中学校 ●0-1(0-0、0-1)

reported by 楠本洋之

東京都ガールズ(U-15)サッカー大会3位決定戦vs文京学院中学校。荒天で延期となり約2ヵ月間に渡って繰り広げられた熱戦も最終日の2試合を残すだけとなった。公式戦での結果が出ずにチームとしても壁を超えたいと思うところであるが、あくまで先を見据えた目標を選手達に課して試合に挑んだ。

DFラインからパスをつないでアタッキングサードへ侵入する。その為に出し手としては味方の位置を確認し、より良い状態の味方を選択しパスを出す。受け手はフリーになれる場所を探して出し手の選択肢となってあげる。プレーが成功するのは僅かな時間だけでありそのタイミングがズレてしまえば次の選択肢を作り出さなければならない。つまり状況の変化を見極め最良の選択をする事が出来るように働きかける。
結果としてはまたしてもロングシュートによる失点で敗戦してしまったが、出し手の意識に向上が見られショートパスでビルドアップしていくシーンが度々見られたのは良かったと振り返ることができる。
この事を辛抱強く意識させ、それを表現する為の基礎技術の習得に更なる時間をかけて行くことでスフィーダのサッカーの土台を作っていきたい。

U-13のチームとしては最終日まで駒を進めた事は素直に評価できる結果である。ハイライトは3回戦のフィオーレU-14戦だろうか。強豪チームからの勝利はサッカーの質を一段階押し上げるのに十分な結果だった。
選手の成長はその試合だけでは判断できない。外から見ていると思う事が多々あるがピッチ上では自分達よりも強い、上手い、と一度気持ちが負けてしまうと焦りやプレッシャーといった見えない敵とも戦わなくてはならなくなる。指導者として状況を詳細に分析し、個々に見合った評価をしてあげることで選手に自信をつけさせてあげたい。

最終成績:4位入賞 得点16 失点9 
優秀選手:57野村香花

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