ゲーム分析レポート

4/29(日) プレナスチャレンジリーグ2011EAST 第4節

reported by 川邊 健一
JFAアカデミー福島 0
3
前半
後半
0
0
スフィーダ世田谷FC

16 増矢理花
19 門井恵美
(PK) 2 吉見夏稀
得点経過
62min
83min
90+2min




11 シュート数 3

プレナスチャレンジリーグ第4節JFAアカデミー福島戦。先日のホームゲームでアカデミー福島と日本体育大学の試合を抱き合わせ開催したことから今期のアカデミー福島さんのゲームは見ることができていた。
やはり個々の技術が高く、テクニカルなサッカーを標榜するチームであり、現時点でのチームとしての完成度も相手が上回ると感じていた。それでも何度も言うとおり、この舞台には強い相手を求めて上がってきた。自分たちよりも数段上の相手と戦えることに意味がある。



アカデミー福島、審判団との集合写真

#12川口真奈(GK)初先発

試合は開始早々から相手に主導権を握られ、連動した攻撃に劣勢を余儀なくされる。決定機は幾度も演出され、非常に難しい試合様相であった。しかし、劣勢の原因は明らかだったので試合の中で修正し、徐々に自分達の土俵に持ち込めるようになって行った。我慢の時間帯も多かったが、我慢したことにより、流れは変化し、私達の時間帯も訪れた。
試合には必ず流れが存在し、自分達の流れで得点し、相手の流れの時に如何に失点しないかで勝敗が決まる。だからこそ我慢したことにより流れを引き寄せることが出来たが、それでも相手が技術・戦術的に上回っていたことを認めなければならない。
相手の流れの流れで失点を防ぐことはできた、自分達の時間帯もあった…ただ、得点に至ることが出来ず、互いに得点の匂いが消えつつあるゲームになった。勿論、相手の方が得点の可能性が高かったのは事実であるが、時間の経過とともにスコアレスドローの可能性が最も高くなっていくような展開だった。結果的にその後、3失点し、敗れることになったが、それでも選手達は最後まで諦めずにゴールを目指して闘ってくれた。
今は全ての試合が勉強だ。そういう意味でも今回もこれまで同様、学ぶことの多い一戦だったと振り返っている。悲観するようなゲームではなかったし、今後、更に詰めていかなければいけない部分が明らかになったこと、選手達が本気でそれを自覚できたこと、が重要なのではないか?と考えている。私達は、まだまだ成長できる、そう感じられるゲームだった。





3試合を終え、2勝1敗…一番力のない私達としては悪い結果ではない。ただ、もっと内容あるスフィーダらしいサッカーが出来るようにならないといけない。次節までは時間がある、その間にサッカーマガジン杯に参加する。現在、節電の影響でフットサルコートでの練習を余儀なくされている私達としては、震災以来、そこでチームの形を築き上げようと計画してきた。ゴールデンウィークを越えた後からが本当に勝負だ。私達は次戦に向け、早々に準備に取り掛かる。

最後になりますが、今節もゴールデンウィーク初日に遠方まで応援に駆けつけて下さり誠にありがとうございました。次節は更に良い内容のゲームが出来るように準備しますので、引き続き応援のほど宜しくお願い致します。


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