8/18(木) 立川FC

reported by 川辺

予選リーグ第2節は東京都2部リーグに所属する立川FCと対戦。非常に優れた選手を多数抱えているため、決して軽視できるような相手ではない。また、この第2節が予選リーグ最大の山場であると考えていた。このことに関しては以前から何度も選手達に言い聞かせてきたことであり、選手達自身もその重要性は理解していたことと思う。しかし、前日の成徳戦で見せていたような集中力が感じられず、嫌な予感はしていた。相手の戦術・システム等は事前にビデオでチェックすることができていたので大よその力関係は理解できていたが、どこか不安な面は払拭しきれずに試合に入ってしまう。
前半、我々のサッカーは間違いなく相手を凌駕し、流れの良いサッカーが出来ていたと思う。この夏のトレーニングでチームの方向性や技術的な進歩は大きく見て取ることが出来、第1節・第2節からもチームの成長を感じさせてくれた。しかし、以前は出来ていた得点までの自分達の型が全く出ず、ポゼッションサッカーに縛られているかのようなスピードに変化のないサッカーが展開されていた。確かにボール保持率では圧倒的だったし、攻撃までの形もそこまで悪くなかったと思う。しかし、あまりにもボールをキープできることからスピードアップのタイミングを逃し、効果的で相手の恐れるような攻撃は出来ていなかった。結局、圧倒的に押し込むものの0-0で前半を終えてしまう。
後半、ハーフタイムで攻撃時の変化を要求したが、そのことに関しては全く実践できていなかった。5分のハーフタイムでは限界があった。結局、何度か迎える決定機でもポストやバーに阻まれ0-0で終えてしまった。
正直なところ、これは負けに等しいスコアレスドローである。ここで勝つことが出来ればほぼリーグ1位抜けを確保できていた。このリーグは1位抜けと2位抜けとでは大きな違いがある。もし、勝てていれば翌日の試合は中1などの選手達に試合経験を積ませようと考えていた。また、レギュラーメンバーの休養にもあてられた。従って、是が非でも勝ちたかった試合ではあったが結果はドロー。しかも、1位抜けするには翌日の試合で大量得点を奪い勝たなければ行けないという危機的状況に追いやられた。大量得点を奪う自信はあるが、ここまで思うように得点を奪いきれていないチームだけに楽観視できる状況ではない。私にしても選手達にしても精神力を問われる重要な試合になってくる。今日の試合のようにどこか散漫な集中力で臨むのであれば、引分や敗戦だって考えられる。それ程、サッカーは予測不可能なスポーツだと心得ている。しかし、何が原因で得点が奪いきれないかはチーム全体が理解できている。それは以前にも実践できていたことだから修正は難しいことではない。試合後に行ったミーティングで選手達個々がどれだけ理解してくれたか、明日の勝敗はその選手達の理解力次第で大きく変わるだろう。

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