12/19(日) 吉祥女子中学・高校 フィオーレ武蔵野

reported by 川辺

武蔵野招待大会第1節の相手は吉祥女子中学・高校であった。受験生やU-18東京選抜の兼ね合いでトップチームだけでは人数が足りないことからカテゴリー2から半数以上の選手を帯同し、試合に臨んだ。この大会には初めてトップチームデビューする選手が多かったが、カテゴリー2の1年間の成長を確かめる意味では非常に興味深いものがあった。守備にしても攻撃にしても核となる選手がほとんどいなかったが、それでもこのレベルの試合なら難しいものになることはないと予想していた。
試合は予想通り、終始支配することが出来た。シュートを1本も打たれていないことからも容易に想像できると思う。即席チームの割には時折見せる連動したプレーは面白いものがあった。しかし、数々のチャンスを尽く潰し、得点までには至らない。相手のチームは非常に守備面では闘争心を持ち戦っていた。GKを中心とした守備は簡単に崩せるものではなかった。しかし、それでも最低2、3点は取らなければいけない内容であったと思う。結局、0‐0のスコアレスドローに終わってしまっつたが、負けに等しいドローであった。
第2節は中学生を中心としたチームのフィオーレ武蔵野。第1節で出てきた戦術面での修正を行い試合に臨む。
前半、相手のプレスが予想以上に速く中盤を支配することができない。周辺のサポートが悪いことから簡単に中盤がボールキープを行えないが、それでも高校生にはキープできるだけの力はあるはず。その点ではあえて高校生には難しいものを要求したい。
後半、相手はメンバーを入れ替えベストの布陣で挑んできた。このメンバーは3部リーグで全勝優勝し、来期より2部リーグに昇格するチーム。ガールズ大会でも戦ったメンバーである。個々の能力は高く、一番難しい相手になると考えられた。しかし、結果的にも内容的にも前半のメンバーの方が勢いがあり、良かったように見えた。結果的に2点を奪い2‐0で勝つことが出来た。
この日の試合は思ったような内容で戦うことが出来なかったが、収穫は多い1日であった。まずは攻撃の核となる選手を失った時の難しさを選手達が認識できたこと、そして、カテゴリー2の選手達の高いレベルでのコ戦術的なミュニケーション能力を確認できたことである。良くも悪くも収穫はあった。
この経験を踏まえ更に前進できることを期待している。年末にはこのメンバーで数多い試合が行われる予定。このチームでも内容・結果共に求められるチームにすることが今の目標である。カテゴリー2の選手達が一刻も早くチームに慣れることが一番のポイント。それでチームは大きく変化すると考えている。年末には力のあるチームに仕上げて行きたい。

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