5/16(日) インターセプト

reported by 川辺

この日は東京都1部リーグに所属するインターセプトと30分×3本のトレーニングマッチを行った。4/29には1部リーグ初戦を落とし1部リーグのレベルに対応しきれていなかった部分が否めないがメグミルクカップでの経験がどのようにチームに勢いをもたらすのか?またここに至るまでの期間で培ったはずの基本的な部分の確認に重点を置いた。メグミルクカップから約10日間の期間が経過したが東京選抜U-15や国体に選手を出しているだけにチームでのトレーニングは皆無に等しく、どこまでチームが連動して機能するのかは大きな不安要素として存在した。
1本目、開始直後のファーストチャンスをものにする。相手が試合に集中する前に綺麗なゴールを決められたことは評価しているが、早過ぎる得点が選手達に下手な安堵感を与えないかが心配であった。相手は時間の経過と共に落ち着きを取り戻し安定したパスワークでゴールを脅かしてくるがDF陣は高い集中力を保ちある程度の安定感は感じられた。
2本目、1本目と同様に何本もの決定機は作り出すもののフィニッシュの精度を欠き追加点を奪うまでには至らない。逆に相手も巧みなパスワークから何度か自陣深くまで進入してきたが、こちらも一歩も引かずに身体を張ってディフェンスを行うことが出来ていた。
3本目、相手は次第にメンバーを入れ替え始め1本目・2本目に比べればやや力の落ちるメンバーであったが、落とし穴はそこにあった。チャンスは上回るものの決定機を逃し続けたことで終盤に最後の最後で失点を許すことになる。結果、1−1で試合終了。
今回は久々にベストメンバーと思われるインターセプトと試合を行うことが出来た。やはり、相手は経験があり巧さも持っている。実に素晴らしいチームだと改めて感じさせられた。しかし、今回の試合を通し確認できたことが1つある。我々も十分に1部のレベルにあるということである。技術、戦術などの要素は今の時点でも問題ない。以前はあれだけ力に差のあったチームであったが、着実に力を付けてきたことで力の差はなくなったのではないかと感じている。しかし、それだけで1部は戦いきれないというのも事実。この経験の差はメグミルクカップ準々決勝でも勝敗を分けた大きな要素であった。今のままでは先が無い・・・しかし、我々には若さという最大の武器がある。経験が足りない、未熟であるが故に成長の速度は他の1部チームよりも遥かに早い。たった少しのきっかけで見違えるようなチームになる可能性も秘めている。それだけにこの1年間で大きく力を引き離せる可能性も大いにある。
リーグ2節まで時間は限られているが、今回の試合で覗かせた良い形、良い連携の精度を少しでも上げる努力をしていきたい。チームが良い攻撃を仕掛けられる時とそうでない時の違いは選手達が一番理解しているはずである。修正点が明確な今、先を見据えて調整していきたい。

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